2025年の参院選に向けて、いろんな政党が自分たちの考えを伝えています。
選挙の話題を見聞きする中で「それぞれの政党や候補者が何を言っているのか」をきちんと知りたいと思いました。
政治に詳しいわけじゃないので、演説の内容を分かりやすく整理してみます。
「この党、何を言ってるの?」という方の参考にもなれば嬉しいです。
(🙇♀️全ての党ではありません。個人的に興味がある党なので偏っているかもしれません🙇♀️)
こちらは参政党・神谷 宗幣(かみや そうへい)党首の第一声の演説内容です。(2025/7/3)
参政党の今回の選挙の訴え、キャッチコピーは日本人ファーストです。
それは「日本に住む日本人の暮らしを一番に考えよう」という意味です。
日本人の生活が苦しくなっている
いま日本人の生活がどんどん苦しくなっている
ここ30年、日本は経済成長が止まり、中間層が減って貧しい人が増えた。
逆に、お金持ちはもっとお金持ちになり格差が広がった。
昔は「みんなそこそこ豊か」だったが、今は将来に希望を持てない若者が多い。
「そんな状況を変え、もう一度安心して暮らせる社会を作りたい」という思いを「日本人ファースト」に込めている。
背景に「グローバリズム」がある
日本が貧しくなった背景に「グローバリズム」があると結党当時から訴えてきた。
「グローバル化」は、国境を越えて自由に物や人が行き来すること。
便利になる一方で、大きなグローバル企業が世界中の富を集めてしまった。
そうした大企業が、お金や力を使って国境を越えて国のルールを変え、自分たちに都合のいい仕組みにした。
結果として「規制緩和」「自由競争」が進み、地方経済が衰退し、普通の人たちがどんどん苦しくなった。
こういう流れを止めないと、日本人の生活は守れないと問題視している。
世界でも、アメリカのトランプ大統領や欧州の政党など「自国民を守ろう」という動きが出ているのと同じ。
外国資本や外国人労働者への懸念
外国の資本や労働力を野放しに受け入れることにも問題があると考えている。
東京の土地やマンション、インフラ、水源などが外国資本に買われるのを規制したい。
安い労働力を大量に入れると、日本人の給料が上がらない。
仕事を失った外国人労働者が犯罪を起こし、治安が悪化する可能性がある。
「観光客は歓迎だが、無制限に労働力を入れるのは問題」として、治安維持のために警察や行政の人員を増やすことも訴えてる。
1丁目1番地の政策は「減税」
一番力を入れて主張しているのは「減税」
今、日本では税金や社会保険料を合わせた国民負担率が約46%。
これを35%まで下げたい。
消費税だけではなく、所得税や社会保険料も含めた「全部」で下げる。
つまり「給料の3分の1は国に、残りの2/3は自分達で自由に使えるようにしよう」という考え方。
「財源はどうするの?」への答え
「今まで税金を取りすぎたせいで経済が疲弊した」と考えている。
5年や10年の間、しっかり減税して国民にお金を使ってもらい、日本経済を回復させたい。
そのお金はなるべく国内で使ったり、国内に投資してもらえるよう政府が促す。
そうすることでGDP(国内総生産)を大きく増やすことを目指している。
「自民党のように15年で1.5倍じゃ足りない。5〜10年でGDPを倍にしなきゃダメ」と強調。
経済がダメだから人口も減る
「人口減少こそ日本の最大の危機」と位置づけている。
去年、人口が約89万人減った(和歌山県が消えたような規模)。
子供が全然生まれないのが大問題。
少子化対策にも力を入れる
女性の社会進出はいいことだが、「働け働け」と言いすぎた結果、子育てをしにくい社会になった。
子供を産めるのは若い女性だけだから、現実を見た政策が必要。
「家庭に入って子育てするのも立派な選択肢だ」と社会で認めたい。
でも収入がなくなるのは問題なので
✅ 子ども1人につき月10万円の教育給付金を支給(0歳〜15歳で1人1800万円)。
✅ 子育てを選んでも生活できる仕組みを作る。
「子育ては国の未来をつくる大事な仕事だ」として、これを支援する社会に変えたい。
他党との違いは?
自民党や公明党(自公政権)の政策にはNO!
立憲民主党や共産党が進める「選択的夫婦別姓」「LGBTなどのイデオロギー政策」にもNO!
「どちらもダメ」という立場で、「第三の選択肢」が参政党。
どんな国を目指す?
・積極財政(減税、給付金など)
・子育て支援
・治安の維持
・食の安全
・日本人が安心して暮らせる社会
・地方も含めて日本全体を守る
選挙での目標
今回の選挙では「自公政権が過半数を取るか」が争点。
もし参政党が議席を増やせば「キャスティングボート」を握れる。
(キャスティングボート:どちらの陣営も過半数を取れない時に決定権を握る立場)
そうなれば、自公政権や立憲民主党にも政策を提案し、実現を迫れる。
具体的には:
✅ 減税法案
✅ コロナ政策の見直し法案
✅ スパイ防止法やセキュリティ強化
✅ 安心安全な食への転換
などを実現したい。
【まとめ】
「日本人の生活を最優先に守ろう」
「グローバル化ともうまく付き合いながら、日本人が安心して暮らせる国にしたい」
「そのために外国資本や外国人労働者の受け入れを野放しにせず、ルールを作る」
「治安もきちんと守る」
参政党は「日本人ファースト」を掲げ、
▶減税
▶子育て支援
▶治安維持
▶食の安全
などに力を入れ、日本人が安心して暮らせる社会を目指すと訴えています。
神谷 宗幣さん 演説全文
参政党代表で参議院を務めています神谷宗幣(かみや そうへい)です。よろしくお願いします。
いよいよ参議院選挙本日からスタートいたしました。
全国45の全ての選挙区に参政党の候補者は立っています。
全国比例には10名、合計55名でこの暑い夏17日間しっかりと戦い抜いていきたいと思いますので、是非この機会に皆さんも参政党の訴え、参政党ってどういう党だろうと知っていただきたいと思います。
最近、やっとテレビに出るようになりまして、皆さんに参政党の名前を知ってもらうことができました。
が、まだまだ新しい党です。
簡単にどんな党か説明します。
参政党は2020年に、私が発起人となって、インターネットで人を集めて作った政党です。
1年間インターネットで訴えて、そして最初2800人の皆さんが集まって参政党を結党いたしました。
ですから我々には何か指示母体とか、バックがあるとかそういうことは一切ありません。
本当に純粋に1人1人の国民がインターネットを見て、この政党で日本を変えられないかなと。
そういう思いで集まった政党が賛政党です。
そして2022年、前回の参議院選挙で176万票を獲得し、私が当選。
そして昨年の衆議院選挙で187万票を獲得し3名の衆議院が当選。
そして、この6月の28日に国会議員5名の国政政党となっています。
ちなみに地方議員は150名います。
国政政党になって、たった3年で150名の地方議員を作れたのはなぜかと言うと、全国に289衆議院の小選挙区がありますが、そこに287の支部があるからです。
そして、今日この瞬間も、その全国の党員の皆さんが暑い中一生懸命こうやって設営して汗をかきながら活動してくれている。
それを、150人の地方議員の皆さん。
今日、目の前にも、都議会議員がタイムキーパーをしてますけども、本当にみんな手弁当(報酬などをあてにしないで、奉仕的に働くこと)で一生懸命、全国で手作りでやってきたのが我々参政党です。
そんな参政党の今回の選挙の訴え、キャッチコピーは日本人ファーストです。
なぜこの言葉を選んだかと言いますと、いくつか意味があります。
今日本人の生活がどんどん苦しくなってますよね。
30年経済成長しない中で、だんだんだんだん中間層がいなくなって
貧困が増えてきました。
逆に一方で富裕層も増えてるんですね。
これは数年前からよく言われてきた格差というものです。
この状態を我々は良くないという風に考えています。
一億総中流と言われた頃の日本は豊かで活気がありました。
私は昭和52年生まれ、今47歳ですが、私たちが子供の頃は日本の未来にもっと希望がありました。
将来もっと日本が良くなるという展望がありましたよね。
今それがなくなっちゃってるんですよね。
国民の心から希望とか夢がなくなってる。
そして若者たちが日本を諦めて海外に行こうとしている。
もっと言えば希望がないから子供を授かることすら躊躇してしまっている。
そんな日本を変えたい。
それが日本人ファーストに込めた思いです。
まず国民の暮らしをしっかりと守っていく。
我々はこれをやりたいと思います。
なぜ国民の生活が貧困が増えてきたか。
その背景にグローバリズムというものがあるということを
参政党は結党当時から訴えてきました。
グローバル化って皆さん聞いたことあると思います。
どんどんと世界が小さくなって国境がなくなり、
移動が楽になったり通信が便利になったり、
これグローバル化です。
でもその一方で、グローバル企業というものも生まれて、国の垣根を飛び越えていろんな規制を取っ払い、多国籍の大企業がどんどん、どんどん世界の経済を席巻しているという現実がありますよね。
そうなるとここに、どんどん富が集まっちゃうんですよ。
そして富が集まって力を持つから、国の規制とかをお金とか献金とかそういうもの使って、どんどん国会議員なんかにお願いして変えていってしまう。
そうすると規制緩和、自由化だといって、一見聞こえはいいけれどその結果、自由競争がどんどん厳しくなって、規制がなくなって結局みんな貧しくなった。
結局地方が衰退した。
こういう現象を我々はグローバリズムと言っています。
今世界で、このグローバリズムの流れに対して抗おうという
政治の流れが生まれているんです。
アメリカでは、トランプ大統領もこの流れで生まれてきた大統領だと
我々は考えています。
そしてヨーロッパでも、南米でも、そういった反グローバリズムと言われる、そういう政党が力を持ってきているんですね。
課題意識は我々と一緒です。
まず自国民の生活をしっかりと守っていこうです。
もちろん経済活動大事だし、グローバル化は止められないから、そことバランスを取りながら、国民の生活をしっかり守ろうというのが、我々の日本人ファーストに含めた思いでもあります。
だから外国人の、資本がどんどん入ってきて、東京の土地がいっぱい買われるとか、マンションが買われるとか、インフラが買われるとか、水源が買われるとか、企業の株がどんどん買われて、経営者が外国人になっちゃうとか、そういったことに、一定の規制をかけていこうというのが、参政党の訴えです。
そして、どんどんと外国人の方来られてます。
観光で来られるのは別に構わない。
けれども、安い労働力だと言って、どんどんどんどん野放図に外国の方を入れていったら結局日本人の賃金上がらない。
そして資格を取ってもいい仕事につけなかった外国人の方は、どっか逃げちゃうわけですね。
そういった方が集団を作って万引とかをやって大きな犯罪が、生まれています。
まだ万引ぐらいだったらというと語弊があるかもしれないけれども、そういった人たちがね、違法な薬物とかね、売り出したら日本の治安が悪くなるでしょ。
窃盗や、強盗が始まったら安心して暮らせないでしょ。
そういった治安の悪化を我々は防ぎたいと思っています。
だからここにしっかりと焦点を当て、警察の皆さんや行政の皆さんに、人員を配置することによって治安維持を図る。
これも我々がやっていきたいことです。
そういったことをやりながら、国民経済を復活するために我々が訴えている1丁目1番地の政策は減税です。
国民の税金と社会保険料の合計、これを国民負担率と言いますが、これが今46%ぐらいになってます。
これを35%に下げる。これ大きな改革ですよね。
多分10ある国政党の中で1番大きな、減税を言ってるのは参政党です。
46%を35%ですからね。
しかも全ての税金、社会保険料の合計だから、消費税だけ下げるとか、所得税だけ下げるとか社会保険料だけ下げるとか、そういうことを我々言ってないんですよ。
全部の合計を35%です。
それはつまり、皆さんが働いて得たお金の1/3は税金と、社会保険料でくださいと、2/3は皆さんに使ってもらおうと、そういう考え方です。
財源はどうするんだ言われてますけども、今まで取りすぎてこの疲弊ですからね。
だから5年間なら5年間、10年間なら10年間と1回決めてですね、国民の皆さんにお金を使ってもらう。
そしてお金の使い方も、外国のものをバンバン買っちゃ内需が回らないから、なるべく国内で使うか、なるべく国内に投資をしてもらう。そういった仕組みを政府が促していきます。
そういった使い方を促していきます。
強制はできませんけどね。
そうやってとにかくこの30年間停滞してたGDP、これを5年から10年の間で倍ぐらいにしないと、自民党みたいに15年で1.5倍は少なすぎます。
それでは日本の経済立ち直りません。
世界はGDPが2倍3倍になってるんですよ。
だから、外国の方はこんなにたくさん、銀座に買い物に来れるんですよ。
経済が強いからですよ。
日本の経済は弱すぎる。弱くなりすぎた。
それをやってきた自公政権にはもう退場してもらわないといけないんじゃないですか、皆さん。
そして経済がダメだから人口も減りますよ。
去年人口が89万人減ったんですよ、1年で和歌山県が亡くなったようなもんですよ。
すごい勢いです。
子供全然生まれません。
だから参政党は少子化にも、ものすごく力を入れていきます。
今まで間違えたんですよ。
男女共同三男女共同参画とか。
もちろん女性の社会進出はいいことです。
どんどん働いてもらば結構。
けれど、子供を産めるのも若い女性しかいないわけですよ。
これ言うと差別だという人がいますけど、違います。現実です。
いいですか?
男性や、申し訳ないけど高齢の女性は子供が埋めない。
だから日本の人口を維持していこうと思ったら、若い女性に子供生みたいなとか、子供産んだ方が安心して暮らせるなという社会状況を作らないといけないのに、働け働けってやりすぎちゃったわけですよ。やりすぎたんです。
だから、少しバランスを取って、大学や高校を出たら、働いてもいいし、家庭に入って子供を育てるのもいいですよと。
その代わり子育てだけだったら収入がなくなるから、子供1人当たり月10万円の教育給付金を参政党は渡したいと考えています。
子供1人だから0歳から15歳まで、1人いたら1800万円、2人いたら3600万円。
これぐらいあれば、パートに出るよりも、事務でアルバイトするよりもいいじゃないですか。
だって子供を産み育てるって、ものすごい労力かかるし国の未来を作る仕事なんですよ。
そういった女性や子育てをする方々、これは男性も含めて、応援しないと国が滅ぶ!
経済合理性や個人の自由だけを求めていたら社会が持ちません。
だから、そこをしっかりとバランスを取って日本人の暮らしを守る日本人ファーストです。
それをやってこなかったのが自民党、自公政権です。
そしてさらに、このダメな流れを加速させようとしてるのが、私は立憲民主党と共産党だと思います。
東京にはたくさんの立候補者がいますが、地方の一人区なんかでは、三つ巴だという風に新聞にが書かれていました。
(『三つ巴』とは、主に「三つのものが互いに対立して入り乱れること」)
自公政権の連立か、立憲共産党の連合、そして第三局は参政党と書かれてました。
第三の選択肢だから参政党って語呂がいいですよね。
第3の選択肢、参政党。
我々は自公政権の政策にはNOです。
しかし選択的夫婦別とか、LGBTとか、そういうイデオロギーの絡んだ共産党や立憲民主党の政策にもNOです。
そして積極財政、子育て支援、治安の維持、そういったことにしっかりと力を入れて、日本人の暮らしを守る、日本の子供たちの未来を守る、日本の地方を守る、そういった国民中心で国民を守っていきたい。
国民に安心して暮らしてもらいたい。
そういったことを1丁目1番地に訴えるのが我々参政党です。
今回の選挙、自公政権が過半数を維持できるかどうかということが争点になっています。
ここにひょっとすると参政党が大きなキャスティングボートを持つかもしれない。
我々にたくさんの議席を与えてもらえばですね、自公政権が足りないところに、参政党の票が必要だという風になれば、我々が提案する、ルールや法案通りますよね。
我々言ってるんですよ。
先のコロナの政策、間違えてましたから、コロナ政策の見直し法案を作りたい。
それから、どんどん色んなものが入ってくるから、それをチェックするスパイ防止法、セキュリティを高めるようなそういうものを強化して法案を作りたい。
減税をしたい。
食べ物をもっと安全で、安心の食べ物に変えていきたい。
そういったことをずっと訴えてきましたから。
それを政権に、もしくは今度、立憲民主党の方が勝つならば、立憲側に、我々参政党がキャスティングボートを持って、提案していきたいと思います。
でもそれができるか、できないかは国民の皆さん次第です。
是非ですね、皆さんの力で日本の政治を変えてください。
参政党はさっきも言いました、インターネットで作った国民中心の手作り政党です。
いろんな嘘がばらばれていますが、全部嘘ですから。
参政党のバックには国民しかいません。組織がありません。
お金ももらっていません。
だから純粋な皆さんの一票が、のままダイレクトに反映されるのが我々参政党です。
是非この参政党。
手作りでYouTubeで作った参政党ですよ。
まさに今の時代を象徴してるじゃないですか。
その政党に国民の皆さんの希望をかけてください。
我々に、皆さんの思いや力を貸してください。
この選挙で、日本の政治の方向性をぐっと変えて、そして次の政権選択の解散選挙で、日本の方向性を本当に90°ぐらい変えましょう。それができるのは国民の皆さんです。
我々ができるのは受け皿を作ること。
判断をして我々に力を与えいただくのは国民の皆さんです。
参政党は国民中心の国民主権の政治をやっていきます。
それを、やらないっていう人がいるけど全部嘘です。
最も国民の声がしっかりと反映できる党に私たちはできていると思いますから、是非皆さんの思いを、皆さんの期待を、我々参政党、参政党に預けていただきたいと思います。
是非ですね、17日間の選挙戦、我々も最後の最後まで全力で頑張っていきますので、皆さんの応援ご支援いただきますことを重ねてお願いいたしまして、私からの最初の演説とさせていただきます。
今日はお集まりいただきありがとうございました。