この話は、こちらの話の続きです。
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見た目がタイプの男性とマッチングした後の話:後半人生のパートーナー探し
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49歳で初めて婚活パーティーに行った話:後半人生のパートーナー探し
【ここまでの話】
バツイチの私は、子育ても終わりかけた40代後半に急にパートナーが欲しくなりました。
パートナーという言葉が正しいかどうか分かりませんが、その時の私は籍は入れなくてもいいけれど、信頼ができて、これから先も長いお付き合いができるような恋愛相手がほしいと思っていたのです。
しかし年齢的にも、どうやったらそんな相手と出会えるのか全く分からず、友人がふざけて勧めた「婚活パーティー」に勇気を出して参加。
そこで一人の男性と知り合い、何度か食事に行ったりしたのですが、段々印象が変わっていく男性に戸惑い、悩んだ末にこの方と会うのを止めました。
ただ、この事がきっかけで妙に寂しくなり、どうしても
「パートナーが欲しい!」
と思うようになってしまったのです。
再度「婚活パーティー」に挑戦するもマッチングできず。
マッチングできないのは、シフト休みの仕事が原因ではないかと思い転職までする始末。
それなのに、婚活パーティーでパートナーを探す事が段々面倒になってきたので、もうこれが最後という思いで、1日に2回分のパーティーに申し込みをし、婚活パーティーのハシゴをしたのでした。
午前に参加したパーティーでは、またしてもマッチングせず。
ところが、午後に参加したパーティーで、とうとうマッチングしたのです。
しかも、見た目がバッチリ私のタイプの男性と。
パーティーの後にお茶に誘われ、結局ワインまで飲んで、次は食事に行く約束をし、その日は別れたのでした。
次の食事の機会はすぐにやってきました。
パーティーの次の日
とお誘いが。
昨日パーティーで知り合い、お茶をして、初対面にしては結構長く話をしたなと思っていたので
と、内心ちょっと喜びながら仕事帰りに待ち合わせの約束をしました。
仕事を終え、急いで待ち合わせ場所に行くと男性が先に着いていました。
一度家に帰ったそうで、パーティーの時とは違いカジュアルな服装でした。
ビルの上にある夜景が見えるイタリアンレストランで食事。
今回も彼がよく喋ります。
昨日よりも少し距離が縮まった感じがしましたが、馴れ馴れしくはなく、ずっと敬語。
翌日も
と、またお誘いが。
その後も
と、日にちを空けずに、どんどん誘ってくれるので、どんどん距離も近づき
と、毎日ウキウキしていました。
連れて行ってくれるお店も、景色が良いお店を選んでいるようで、なんて素敵な人なんだろうと私はどんどん夢中になっていきました。
「きのう何食べた?」というドラマをご存知ですか?
ドラマを見た事がある方にしか分からない例えになりますが、私はその男性といると、シロさん(西島秀俊)を前にしたケンジ(内野聖陽)の様になってしまうんです。
(デレデレの状態・・・)
でも確か、初めてお茶をした時に彼は
と言っていたんです。
と思いながら、気が付くと、私が初めて行った婚活パーティーで知り合った「ちょっと足りない年下男性」の事は、もうすっかり忘れていました。
(思い起こせば、私は彼の事を忘れたくて「婚活パーティー」に参加していたのでした)
ところが、2か月位が経った頃から急に
こんな連絡ばかりに。
連絡の間隔も、1週間空き、2週間空き、1か月空き・・・と。
私も仕事の邪魔をしてはいけないと思い、気を使いながらも、やはり会いたいという気持があるので
今日は仕事ですか?
と連絡すると
と返事が。
とメッセージを送ると
そうして私はいつも彼のことばかり考えてしまうようになり、色々な事が億劫になって、家にいてもゴロゴロと、テレビでずっとYouTubeを見続けたりする様になっていきました。
ある日『大愚和尚(たいぐうおしょう)の一問一答』というチャンネルを見ていたら、私と同じ様な気持ちで悩んでいる女性の相談がありました。
『出会いアプリで始まった恋愛、この恋は間違っていますか?』という相談。
この相談者は23歳の女性だったので、50歳の私が同じような悩みを持っていることに恥ずかしさを覚えましたが、和尚様が仰るには、これは多くの人が持つ人間関係の悩みだということでした。
で、話を聞いていると大愚和尚様が
「おおよそ世の中の男と女が出会ったら、最初はみんなお互いキャンペーンじゃないですか」
と仰っているのを聞き
「あぁ、最初の2か月間のあれは、キャンペーン期間だったんだ」と気付かされたのでした。