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どうしても譲れない条件1つと、婚活パーティーをハシゴした話(午前の部):後半人生のパートーナー探し
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49歳で初めて婚活パーティーに行った話:後半人生のパートーナー探し
【ここまでの話】
バツイチの私は、子育ても終わりかけた40代後半に急にパートナーが欲しくなりました。
パートナーという言葉が正しいかどうか分かりませんが、その時の私は籍は入れなくてもいいけれど、信頼ができて、これから先も長いお付き合いができるような恋愛相手がほしいと思っていたのです。
しかし年齢的にも、どうやったらそんな相手と出会えるのか全く分からず、友人がふざけて勧めた「婚活パーティー」に勇気を出して参加。
一人の男性と知り合いウキウキしながら何度か食事に行ったりしたのですが、段々印象が変わっていく男性に戸惑い、悩んだ末にこの方と会うのを止めました。
ただ、この事がきっかけで妙に寂しくなり、どうしても
「パートナーが欲しい!」
と思うようになってしまったのです。
再度「婚活パーティー」に挑戦するもマッチングできず。
マッチングできないのは、シフト休みの仕事が原因ではないかと思い転職までする始末。
慣れない仕事で疲れてしまい、パートナー探しが面倒に思えてきたものの、年齢的に時間がないと自分を奮い立たせ、これが最後という思いで1日に2回分のパーティーに予約を入れ、婚活パーティーのハシゴをしたのでした。
午前に参加した「再婚・バツイチ理解者」のパーティーでは、またしてもマッチングせず。
代わりに結婚相談所の案内を頂きました。
それもアリかな?と思いながらも、午後に予約していたパーティーへと向かったのでした。
午後に予約していたパーティーは「年下彼氏・年上彼女」という図々しいタイトルのパーティーでした。
参加資格は、年下の彼氏が欲しい女性と、年上女性が好きな男性。
言い訳をすると、私は年下の彼氏が欲しかったのではなく、この日の午後に50歳の私が参加できるパーティーがこれしかなかったのです。
しかし年下男性を狙う女性と判断されるのか、参加費も女性の方が高く設定してありました。
午前中に参加したパーティーとは別の会場で、こちらの会社が主催するパーティは初めての参加。
身分証を提示し受付けをするところまでは同じ。
会場の中に入ってびっくりしたのは、こちらは個室ではなく、広い部屋に一列、椅子とテーブルが一対ずつ並べてありました。
色んな形式のパーティーがあるんですね。
よく確認せずに予約しましたが、知り合いには出くわす事もなく、とりあえず一安心。
席は決められており、自分の番号が書いてある席に座り待っていると、私の前に年配の男性が座りました。
小さなテーブルを挟み向かい合って座っているので、黙っているのも何だか気まずいような・・・。
かと言って、パーティーが始まる前にペラペラ喋っていいものかどうか。
しかも、後から入ってくる方達が思いのほか若い方が多く、参加している女性を見渡すと、この年配の男性の年上彼女は私しかいないんじゃないか・・・?!と思ってしまうくらい。
来る場所を間違えてしまったか・・・
そんなことを考えていると、一人の男性がスーッと会場に入ってきました。
一目見て思いました。
ジャケットは着ていませんが、スーツのパンツに水色のシャツを着ていて、姿勢がよく、体もガッチリした感じ。
パーティーが始まり、順番にお話をしていきます。
ほとんどの参加者は40代以上でしたが、中には30代の男女も・・・。
ニコニコと私に話しかけてくれる若い男性がいました。
プロフィールシートの、好きなアーティストの欄に「サカナクション」と書いていたら「僕と同じだ!」って。
好きなアーティスト「サカナクション」と書いてある、自分のプロフィールシートを指差しながら私に見せてくれました。
男性の「趣味」の欄を見ると「ポケモンGO」と書いてありました。
うちの息子が小学生の頃、ポケモンのゲームが欲しくて、朝早くからおもちゃ屋に並んだ事を思い出しました・・・。
そして、私のタイプの男性の順番がやって来ました。
自然と笑顔になります。
すかさず、プロフィールシートで「喫煙」の項目をチェック。
私にとって、これが一番大事なポイント。
年齢は45歳。私より5つ年下。
血液型はA型。
年収は800万円と書いてありました。
これは・・・マッチングは難しいかなと思いました。
見た目と年収で、きっと今回のパーティーの一番人気になるだろうと思ったのです。
男性は構わずに話しかけてきます。
プロフィールシートには、婚姻歴もちゃんと記入するようになっているのです。
男性もバツ1で、同じくらい前に離婚されたとのことでした。
さて、このパーティーでは1回目のトーク終了後に使用する「印象確認カード」と「アプローチカード」という2種類のカードが用意されていました。
「印象確認カード」というのは、話をして印象が良かった方の番号にボールペンで丸を付けてスタッフに渡すと、自分にチェックしてくれた方の番号に蛍光ペンで印をつけて返してくれます。
自分の印象が相手にとって悪くないということが分かるカードです。
誰かチェックしてくれたかな?
と、ドキドキしながら戻ってきたカードを確認すると、全部の番号にピンクのマーカーでチェックがしてありました。
「えっ!」
と驚きましたが、これは要するに「嫌じゃなければ、とりあえず〇を付けとけ」という意味だと理解しました。
「下手な鉄砲、数打ちゃ当たる」方式の下手な鉄砲玉に当たってしまわないように、勘違いに気を付けなければと思いました。
「アプローチカード」というのは、気になる相手に直接渡せるカードです。
自分の番号と渡したい相手の番号を書き、メッセージを選びスタッフに渡すと相手に渡してくれるのです。
メッセージは次の4種類。
「ぜひ、もう一度お話がしたいです」
「パーティー後、お茶かお食事しませんか?」
「仲間とみんなで飲みにいきませんか?」
「まずは、お友達からお願いします」
いずれかにチェックを入れます。
手書きでメッセージを記入する欄もあります。
カードは一人に2枚。
私は、見た目がタイプのあの男性も気になっていたのですが、もう一人気になる方がいました。
髪はだいぶ白くなっていましたが、落ち着いた話し方で、特に話が盛り上がったわけではないのですが、もう少し話がしてみたいと思いました。
なので、とりあえず2枚のカードに、それぞれお二人の番号を書いて「ぜひ、もう一度お話がしたいです」にチェックを入れ、手書きメッセージは何も書かずにスタッフに渡しました。
「アプローチカード」は「印象確認カード」と一緒にスタッフが渡してくれます。
そして、私の元にも「アプローチカード」が届きました!
受け取ったカードはなんと、3枚。
相手の番号を確認すると、1枚はあの見た目がタイプの男性からでした!
「ぜひ、もう一度お話がしたいです」にチェックがしてあります。
もう一枚は、もう一人の気になる男性、年齢が私とほぼ同じ落ち着きのある男性からでした!
こちらも「ぜひ、もう一度お話がしたいです」にチェックがしてあります。
もう一枚は誰かと思い、番号を確認すると・・・
ポケモンGOの男の子でした!(私には男の子に見えました)
こちらも「ぜひ、もう一度お話がしたいです」にチェックが入ってました。
ちょっと嬉しかったですが、なんで?という気持も。
私のポケモン図鑑にいるポケモンは古いものばかりなんだけど・・・。
そして、2回目のトークタイム。
「アプローチカード」を受け渡しした後なので、なんとなく照れくさいものがあります。
その後いよいよ「最終投票カード」にマッチングしたい相手の番号を書くのです。
ただし、この最終段階でも一人ではなく、第一希望~第五希望まで気になる方がいれば複数人の番号を書く事ができます。
見た目がタイプのあの男性は「アプローチカード」をもらったものの、何となく私には手が届かないんじゃないかと思っていました。
迷った挙句、第一希望に、年齢が私とほぼ同じで落ち着きのある男性の番号を記入しました。
しかし往生際の悪い私は、一応、第二希望に見た目がタイプのあの男性の番号も記入しました。
ポケモンGOの男の子は・・・、万が一マッチングしても、どうしていいのか分からないし、会話が続く自信がなかったので番号は書きませんでした。
そして、いよいよ結果発表。
この時の状態ですが、最後にトークをした相手が自分の前に座っています。
私の前はというと・・・ポケモンGOの男の子でした。
マッチングした番号が順番に読み上げられます。
私が第一希望に記入した男性の番号が、私とは違う別の女性の番号と一緒に読み上げられました。
そして続けて、見た目がタイプの男性と私の番号が一緒に読み上げられました。
マッチングした相手もですが、自分の番号が呼ばれたことに驚きました。
本当にマッチングする事があるんだと思って・・・。
その後も何組か番号が読み上げられていましたが、ポケモンGOの男の子が「良かったですね」と言うもんで「へへへ」と笑いながらも、若干気まずい・・・。
しかし、気まずいのも束の間、マッチング発表後パーティーはすぐに終わりを迎えました。
先ずは女性から退場するように促され、マッチングした女性も、しなかった女性も、そそくさと皆一斉にエレベーターで一階へと降りました。
マッチングした女性は、ビルの下で男性が降りてくるのを待ってて下さいとのことでしたので、私はあの一目ぼれの男性を待ちながら、奇跡が起きたと内心とても喜んでいました。
しかしここから、私の「苦しい恋愛」が始まるのでした。
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見た目がタイプの男性とマッチングした後の話:後半人生のパートーナー探し