こんにちは。
今日はアパート経営の節税についてお話ししたいと思います。
私は、初めてアパートを購入してから早25年が経ちますが、まだまだ知らないことが多く、勉強不足を痛感しています。

確定申告は会計ソフトを使って帳簿をつけ、税理士に確認してもらい、青色申告で65万円の特別控除を受けています。
しかし、子どもたちの独立で「扶養控除」がなくなり、築年数の経過とともに「減価償却費」も減少。家賃収入は変わらないのに、税負担が増えている状況です。
私はYouTubeが好きで、不動産やお金に関するチャンネルもよく観ています。
最近のお気に入りは、税金について分かりやすく教えてくれる 『脱・税理士スガワラくん』 や 『やりすぎ税理士の資産革命チャンネル』 です。
税理士さんがさまざまな節税対策を紹介してくれるのですが、その中でも 「絶対にやるべき!」 と何度もおすすめされているのが 『小規模企業共済』 でした。
私はこれまで税理士さんから特に勧められたことがなく、詳しく知りませんでしたが、調べてみると とても優れた節税制度 だと感じました。
小規模企業共済とは?
小規模企業共済は、小規模企業の経営者・役員・個人事業主 などが利用できる「退職金制度」です。
節税になる理由
この制度の最大のメリットは、掛金が全額『所得控除』できる こと。つまり、掛金を支払った分だけ課税所得が減り、税金を抑えられる のです。
掛金の設定は自由
月額1,000円~70,000円の範囲 で、500円単位で設定可能。
掛金は 途中で増額・減額もOK。自分の状況に合わせて調整できます。
普通に「貯金」をしても、貯めたお金が税金の控除対象にはなりませんよね。
でも、小規模企業共済なら 節税しながら将来のための資金を積み立てられる んです。
もちろん、デメリットを感じる人もいるかもしれませんが、私にとっては メリットの方が圧倒的に大きい と感じました。
ということで、さっそく私も「小規模企業共済」に加入しよう!と思っていたのですが……。
いろいろ調べているうちに、「私は加入できないんじゃない?」と勘違いしてしまい、つい最近まで手続きするのを諦めていました。
勘違いの原因
『小規模企業共済』を運営する 『中小機構』 のホームページには、「次のような方は加入できません」という項目がありました。その中に気になる文言があり、調べるうちに誤った情報を信じてしまった のです。
もしかしたら、私のように「加入できない」と思い込んでいる人がいるかもしれない! と思い、この記事を書くことにしました。
事業を兼業している給与所得者(法人または個人事業主と常時雇用関係にある方)、サラリーマン(例:アパート経営の事業をしているサラリーマン))
私は家賃収入だけでは生活できないため、パート勤務で給与所得を得ています。
パート先とはもちろん雇用関係があり、社会保険にも加入しています。
そのため「私はこの『事業を兼業している給与所得者』に当てはまるのでは?」と思い込んでしまったのです。
情報がバラバラで混乱!
ネットで調べてみると、
✅ 「パートなら大丈夫!」 という記事もあれば、
❌ 「社会保険に入っているとNG」 という情報も。
どちらが本当なのか分からず、「社会保険に加入しているから、小規模企業共済には加入できないんだろうな……」と諦めていました。
でも、やはりどうしても気になって、直接問い合わせをしてみることに。
以前にも、中小機構に何度か問い合わせようとしたものの、 電話が混み合っていてつながらず そのままになっていたのです。
しかし、今回は待ち時間を覚悟して、諦めずに電話をかけ続けた結果……
なんと加入することができるというのが分かったのです!

「法人または個人事業主と常時雇用関係にある給与所得者」とは『正社員』のことで、『パート』や『アルバイト』であれば「社会保険に加入していてもOK!」ということでした。
喜んだ私は早速
と言ったら、オンラインは引き落しが2か月先になるとのこと。
すでに12月に入っていたので、今年の収入で控除を受けたいのであれば、申し込み用紙を送るので金融機関の窓口で、現金で手続きをするようにとアドバイスを頂きました。
いやいや、何でも自分勝手に思い込まず、きちんと確認してみることですね。
それから、さらに驚いたのは、申し込みのために銀行の窓口へ行ったのですが、銀行の方もあまり詳しくない様子でした。
『中小機構』から送られてきた書類や確定申告の申告書、印鑑などを持参し、手続きをお願いすると……
と言われてしまいました。😨
事前に確認していた内容を丁寧に説明し、なんとか手続きを進めてもらうことに。
その後、無事に『小規模企業共済手帳』も届き、正式に手続き完了!
やはり問題なく加入できることが確認できました。
それにしても20年以上も知らなかったなんて、もったいなかったなぁ……。
「税理士さん、なんで教えてくれなかったんだろう?」 と正直思いましたが、やはり 自分から学ぶ姿勢が大事だなと思いました。
良い情報を得るためには、 ある程度自分でも勉強をし、知識を持っておくことが必要だと改めて実感した出来事でした。