2026年9月6日 今日の記録
・起きた
・ベランダ掃き掃除、植物たちに水やり
・ネコの水替え、トイレ掃除
・朝ごはん(味ご飯とブリの塩焼き、らっきょう)
・食器洗い
・洗濯
・リビング片づけ、掃除機
・洗濯層クリーナー
・読書
谷川 俊太郎 「惚けた母からの手紙」
谷川 俊太郎さんのお母さんが晩年、谷川さんの仕事部屋にやってきては、谷川さんの原稿用紙に、谷川さんの鉛筆で書いていく手紙の話。
お母さんは認知症が進行していたので、そこには本人のなんとも深~い気持ちが書かれていたそう。
内容はというと、お母さんのお父さんに対する気持ちで、例えばお父さんに「いやなら何もしなくていいよ」と言われると、
「私はもう、いつ死んでもいい女」だと解釈して、淋しい淋しい気持ちになったりするのです。
また、「お父さんは外に女がいるときは私に同情し思いやりもあるが、自分にやましいことがないと思うときは、それはそれは冷たい態度です」と書いてあったり。
ある時は、「今夜は一寸(ちょっと)私せい長したようです」
「人間は男も女も兎に角一人で生きのびなければならない存在だという事が、少しわかったようです」なんて書いてある。
お父さんからお母さんに宛てた手紙もあるようで、お父さんは、『自分に愛されていないと感じるお母さんの書き物』を見て悲しくなり
「そんなことは以ての外で、昔も今もお母さんに対する愛に変わりはなく、世界中で私の最も愛しているのはあなただ。それを疑うなんて」と残してあったりするそうです。
実際には、結婚後お母さんは、お父さんに裏切られたことが何度かあったらしく、惚けてからもその記憶が母を苦しめたと、谷川さんは思っており、しかし、お母さんの手紙はお母さんにとって恥ではなく、むしろ誇るべきものだと思うと。
そういうお話。
谷川俊太郎さんという、私からすると「素敵な詩を書く有名な詩人」が綴ったエッセイの中に、思いがけず、きっと似たようなことは、よくある悩みを見つけたことが、ちょっと意外で、そして、それがとても面白かったです。
「ああ、谷川俊太郎さんも、こういう家庭の中で生きていたんだ」
という驚きと、「人間って、みんな色々抱えて生きているんだな」とホッとしたりしました。
・夕方からは、娘のピアノの発表会に出かけました。
